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空き家火災に所有者への責任はある?火災の原因や対策を把握しておこう

空き家火災に所有者への責任はある?火災の原因や対策を把握しておこう

「もし相続で所有している空き家で火災が起きたら?」とお考えになることもあるでしょう。
不動産を所有する場合は、起こりうるさまざまなリスクに対応する必要があります。
そこで今回は空き家火災の原因や、火災が起きないための対策、万が一起きてしまった場合の持ち主が負う責任を解説いたします。

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<空き家火災の原因とは?>

空き家の火災でもっとも多い原因となるのが「放火」です。
放火は出火原因のうち、19年連続でもっとも多い原因です。
人の気配がなく、人目にもつきにくい空き家は、より放火されやすいといえるでしょう。
放置された空き家は、放火だけでなく不法投棄の対象となり、ポイ捨てしたタバコの火がゴミや家屋に燃え移って、火災となることもあります。
また空き家の設備が劣化し、ガス漏れや漏電によって火災が発生することもあるため、空き家をそのままにしている場合は要注意です。

<空き家火災の対策とは?>

以上のように空き家の火災は、とくに放置されて管理が行き届いていない空き家で起きやすいといえます。
そのため、空き家の火災を防ぐためには、しっかりと管理していくことが大切です。
まずは空き家の中や外をしっかり清掃し、人の出入りがあることを示しましょう。
併せて燃えやすい家財などは片づけておくと、より危険性を低くすることができます。
また門扉などの戸締りをしっかりとする、不法侵入されそうな場所にはセンサーライトを設置するなど、防犯されていることを分かりやすく示すのも有効的です。
ご自身での管理が難しい場合は、管理会社に管理を依頼し、目のつく場所に管理会社名や連絡先を掲示しておくのも良いでしょう。
何かあった場合には連絡してもらえるように、ご近所さんに話をつけておくと、なお安心です。

<空き家火災が起きた場合の所有者の責任とは?>

日本には失火責任法という法律があり、過失で起きた火災に関しては、近隣への損害賠償が免除されると定められています。
また放火は第三者が出した火が原因であるため、これにも失火法が適用され、空き家の所有者が責任を負うことは基本的にはありません。
ただし所有者に「重過失」があると認められる場合は例外です。
たとえば空き家を放置して、放火犯が容易に放火できる状況を作っていたとみなされると、重大な過失だと判断されることがあります。
また放置した空き家の劣化が原因で、ガス漏れ火災や漏電火災が起きてしまった場合も、重大過失の対象となる可能性が高いでしょう。
もし重大な過失が認められると、類焼した近隣住宅への損害賠償や住民へのお詫びなどで、多大な費用が必要になります。
通常の火災保険よりは高額ですが、空き家でも加入できる火災保険もあるので、念のために加入しておくのもひとつの手です。

 

<まとめ>

空き家の火災は放火やタバコのポイ捨て、ガス漏れや漏電が原因となって発生します。
所有している空き家で火災が発生しても、基本的には所有者に責任はありません。
しかし重大な過失と認められる場合は、損害賠償責任を負う可能性があります。
とくに放置している空き家は火災が発生しやすいため、しっかりと管理しておきましょう。
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